3日、卒寿を迎えられた土居端理事長(涅槃の家)が入院されたと聞き、高知市内の病院へお見舞にまいりました。
土居理事長とは、2012年以来毎年涅槃の家を訪問させていただき、交流させていただいております。

90才の理事長。長年の障がい者福祉への貢献に対し、2012年、藍綬褒章を受賞。戦後教師として、養護学校に勤務。卒業した子ども達の行き場を作る為、85年早期退職をし、私財をなげうち、高知市に無認可の知的障害者作業所「涅槃の家」を開設。「涅槃には、みんな平等に楽しく生きるという思い」を込めたそうです。ラッキョウ栽培を中心に書道など情操教育に力を注いでおられます。「親を亡くした子が最後まで温かい仲間と暮らせる施設をつくる」「私に余生はない。生涯現役」「心が大事」との言葉にいつも心打たれます。

大変お元気で復帰に向けて、リハビリを続けておられました。入院を通じ、親亡き後の高齢障がい者支援を涙をながらに話された姿に心打たれました。
その後、涅槃の家に顔を出し、長見管理者らと懇談。障がい者施策充実に取り組んでまいります。