障がい当事者のニーズをより的確に捉えた支援機器開発の機会を創出すべく、シーズ(作る人)・ニーズ(使う人)のマッチング交流会・障害者自立支援機器「シーズ・ニーズマッチング交流会2017」が20日、TOC有明コンベンションホールにて開催され、見学しました。

3年連続の見学で、厚生労働省 障害者自立支援機器等開発促進事業の一般公開で主催は公益財団法人テクノエイド協会です。

交流会では、開発や改良等を行う機器の展示を行うと共に、障がい当事者と企業・研究者・政府系の研究開発支援機関等が一堂に会し、体験や交流を通じて、良質な支援機器の開発、この分野への新規参入の促進を図ります。昨年より30社ほど出展企業・団体も増え2日間の開催と期間も拡充されました。入場は無料です。

私と交流のある企業・団体が数多く出展されていました。

  • (株)マイクロブレインの金子訓隆取締役もその一つです。厚労省の障害者自立支援機器等開発促進事業で採択された企業です。
    「知的・精神障がいの就労を支援するだれでもワークプロの改良」として「だれでもワークプロ for iPad」と「だれでもワークプロビュアー for iPhone」の開発事業を展開されています。
  • (株)エクセルシアの足立寛一社長はライフラインを必要としない高機能な排泄処理剤によるバリアフリー仮設トイレの開発をされました。(厚労省の障害者自立支援機器等開発促進事業で採択された企業)
  • (株)アイセックジャパンは、聴覚障害者の聞こえの支援として、リアルタイムの文字通訳をリモートから提供されるサービス「e-ミミ」。
  • レデックス(株)五藤博義社長は特別支援教育ソフトシリーズを開発。
  • その他、視覚障がい者歩行誘導マット(錦城護謨)、認知機能の障がい児・者の睡眠を支援する寝具(フランスベッド)、パーキンソン病等によるすくみ足を改善する支援機器:(ホームケア渡部建築:米子市)、リフォーム畳(大山畳店)など等。

障害者団体で社会福祉法人 日本身体障害者団体連合会、公益法人 全国脊椎損傷者連合会、一般社団法人日本ALS協会、社会福祉法人 全国盲ろう協会、社会福祉法人 日本盲人会連合、ろう・難聴教育研究会、一般社団法人 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会、ポリオの会、自閉症スペクトラム症生活環境研究会などが出展されていました。

障がい者にとっての支援機器。今後さらに推進出来るよう取り組んでまいります。