「2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた障害者の芸術文化振興議員連盟」総会が11日、参議院議員会館で開催。事務局長として司会・進行をつとめさせていただきました。

障害者による文化芸術活動の推進に関する法律案(障害者文化芸術推進法)の条文案について、参議院法制局から説明があり、意見交換。

今まで3回の勉強会や各団体からのヒアリングなどで進め、10月21日の議連総会では骨子案について了承されていました。
2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて支援を強化し、障がい者の文化芸術の裾野を広げるのが狙いです。また 障がい者の芸術は、美術や音楽、舞台芸術など、幅広い分野にわたり、絵画作品などはアールブリュットとして海外でも高く評価されています。

法案では、基本的な施策として国や地方自治体に対し(1)劇場や美術館、映画館での障がい者のための鑑賞機会拡大(2)制作環境の整備(3)発表の場の確保(4)優れた作品の発掘や適切な評価(5)販売の支援(6)創作活動を支える人材の育成―などを求めています。

オリ・パラ障害者芸術ネット会議など多くの関係団体の方々が参加。26団体を統括するネット会議久保会長(手をつなぐ育成会会長)から今国会で成立をめざしてもらいたい旨の発言がありました。

総会では条文案が了承され、今後今国会成立にむけて、各党での手続きを進めていく事を確認しました。大きな希望となる障害者文化芸術推進法の今国会成立に向けて全力で取組んでまいります。