13日午後、香川県丸亀市の今治造船(株)丸亀事業本部を石井国交大臣と視察。浜田香川県知事も同行。

今治造船は造船専業メーカーとして、各種船舶の建造・修繕を行い、瀬戸内海を中心に、3つの事業所と9つの造船所で年間90隻以上の船舶を建造しています。今治造船グループの建造量は日本1位、世界でも常にトップクラスに入る企業群です。

2万TEUの超大型船(約400メートル)を建造する造船所で、最新鋭のロボット技術など生産性向上に取組んでいます。今後の造船業を担う現場を視察しました。檜垣幸人社長・黒川副社長・檜垣和幸専務らが案内いただきました。

見学場所は事務棟での3D設計・3D塗装や 第一・第二工場での船体平板部材用溶接ロボット技術と立体船体ブロック用溶接ロボット技術。
南側新工場では、立体船体ブロックの建屋内反転装置・反転作業実演。また完成直前の船の操舵室・大型ドックなども見学しました。

ドック工期の短縮を図る高さ93メートルのゴライアスクレーンからの風景は雄大で、造船所が一望でき、そのスケールの大きさに驚きました。

世界との激しい競争の造船業界。生き残りをかけて取組む生産性向上の技術と整備・人材育成に国としても、支援の必要性を認識しました。