人工内耳友の会「ACITA」2015年度第27回懇談会(愛媛大会)が松山市内で開催されました。(13日)

人工内耳友の会[ACITA ]は日本全国の人工内耳用装用者の会で、1988年に発足。現在、人工内耳装用者約1120名、賛助者(難聴者の家族、医師、言語聴覚士、教育関係者など)約160名、及び21の法人・団体が会員です。日本では年間約600人の方が人工内耳手術を受けておりその内小児の占める割合が年々増加しています。本日の会には北は北海道から、南は九州・沖縄まで全国から愛媛に来られました。

午後は塩崎厚労大臣出席の開会式・基調講演そして夜は全国から参加された方々の交流会が行われました。広島の活動を終え、交流会から参加。地元の太田松山市議・渡部今治市議も参加。来賓として挨拶。

今までお伺いしてきた要望の①新生児難聴スクーリ二ングの全国一律の実施②人工内耳用音声信号処理装置(スピーチプロセッサー)買い替え時の健康保険適などの実現に取り組む事をお話ししました。

交流会では、人工内耳友の会(ACITA)松田法夫会長・中城尚子大会実行委員長(愛媛県)・(株)日本コクレア清水博行社長等の挨拶や鷹の子病院愛媛リハビリテーションセンター「でんでんむし教室」センター長の高橋信雄先生の乾杯の後、懇親の場となりました。

交流会アトラクションでは、松山手話サークル椿会の「伊予万歳」など楽しい企画の連続でした。副実行委員長の徳島県 坂東恵美さんの音頭で全員の阿波踊り大会。汗だくになりながら、会場内を踊りました。

懇親会では各県の会員の方々と懇談。熊本県の林田誠子支部長からはスピーチプロセッサー(体外機)の助成が全国一進んでいる熊本県の事例や課題をお聞きするなど全国の方々と交流をすることができました。(2015年2月現在全国の体外機の助成は68市町。内熊本県は15市町)。助成措置以外にも術後のきめ細かいケア、専門の言語聴覚士等による長期のリハビリテーション等必要な支援の充実をお聞きしました。今後しっかりと対応を進めてまいります。

最後は私の音頭で万歳三唱で閉会となりました。全国から参加された皆様大変にありがとうございました。