<これまでの活動記録>

障がい者の就労支援の現場を視察する山本(博)(左から2人目)、石川(同3人目)氏ら=10日 大阪市
公明党障がい者物品等優先購入法検討ワーキングチーム(WT)の山本博司座長(参院議員)は10日、大阪市北区のNPO法人「さをりひろば」(城英二代表理事)が運営する体験工房などを視察した。これには同WT事務局長の石川博崇参院議員、大阪府内の公明党議員が参加した。

「さをり」は大阪発祥の織物。編み方は自由で、感性のまま織り上げるのが特徴だ。特に、障がい者の作品がファッションデザイナーに評価され、愛好者は5万人以上、世界45カ国に広がっている。

同法人は昨年9月、「さをり」の体験工房をオープン。知的障がいなどがある人が講師として活躍している。

城代表理事は、こうした経緯を党視察団に説明し「ありのままの表現が求められる世界では、障がい者も指導者になれる」と強調。その一方で、「就労支援に伴う今の事務手続きは煩雑すぎる」と課題も指摘した。

視察を終えた山本座長は「事務手続きの簡素化へ(制度の)見直しが必要」と述べた。

 (2012年2月11日付 公明新聞より転載)