<これまでの活動記録>

病院耐震化を訴える山本(博)氏(右)と、音声コードの装置を手に質問する秋野氏=13日 参院厚労委
13日の参院厚生労働委員会で公明党の山本博司、秋野公造の両氏は、病院の耐震化や、ねんきん定期便の「音声コード」化の促進について質問した。

山本氏は、病院の耐震化率が56.2%で、うち災害拠点病院などが62.4%にとどまっている実態を指摘し、特に震度6強で倒壊する危険性が高い病院について「緊急、優先的に耐震補強すべき」と主張。さらに、政府の経済対策に盛り込まれた耐震化対策について「約550億円の予算には学校(耐震化分)も入っている。うち病院(耐震化の予算)はいくらか」と迫った。

長妻昭厚労相は「確定値は出ていない」と述べるにとどまった。

また、山本氏は、障害基礎年金の認定基準の改善を強く訴えた。

一方、秋野氏は、視覚障がい者の支援策として文字情報をデジタル化して書類に印字し、専用装置で読み上げることができる「音声コード」が、公明党の推進で「ねんきん定期便」の封筒の表面に印刷されていることに言及。「次は定期便の内容についても音声コードをつけていくべき」と求めた。

長妻厚労相は「来年中には、個人ごとの年金加入期間、年金額、保険料納付額を音声コード化して送付していくことを実現する」と応じた。

秋野氏が、離島など、へき地の医師を確保する「ドクタープール」の創設を訴えたのに対し、長妻厚労相は「ドクタープールの機能を担う地域医療支援センターを47都道府県に設置したい」と述べた。

 (2010年9月14日付 公明新聞より転載)