21日午後広島市内のホームホスピス「ゆずの家」を地元、幸城麗子広島市議と訪問。亀田浩子所長らと従来の施設でも自宅でもない「ホームホスピス」などで懇談。

ネギを刻む音や、ご飯の炊けるにおい…。家での生活のぬくもりを感じながら、最期まで暮らし続けられるのが「ホームホスピス」。
自宅で暮らすのが難しくなった高齢者らのもう一つの家として全国に広がってきた。広島市南区の民家を使った「ゆずの家」でも、訪問医療や介護の支えを得て、利用者がゆったりとした時間を過ごしています。

ゆずの家は築20年余の木造2階建て日本家屋。黄金山の麓の住宅地にあります。今は3人が暮らしています。ヘルパーステーションを営む有限会社「スローライフ広島」が購入し、9年前にホームホスピスを始めた。建物は寄宿舎の扱いで、介護保険制度の枠組みには入っていません。

 介護福祉士の亀田所長は開設のきっかけについて「独りぼっちで亡くなった人を見てきて、せめて最期は誰かが手を握ってあげられないかと思ったんです」。
終末期が近づいても1人で暮らす高齢者が増え、ヘルパーの来ない時間に息を引き取るケースが気になっていた。ゆずの家でもこれまで19人近くが入居し10人を居室でみとったそうだ。

全国ホームホスピス協会(宮崎市)によると、全国46法人が66軒で運営されているとの事。多死社会を迎え、みとりの場としてのホームホスピス。
大変考えさせられるひと時でした。今後の施策について研究してまいります。ありがとうございました。