15日午後、香川県観音寺市内の地域憩いの場「リール」(就業継続支援A型事業所)を地元白川雅人観音寺市議と訪問。
運営する社会福祉法人 ラーフ 毛利公一理事長と障がい者就労等で意見交換。

毛利理事長は、アメリカへ留学中、海の事故で肩から下が動かない身体になりました。(頚髄損傷)
しかし障がいのある方々のためにNPO法人を立ち上げ、「常に前向き、常に前進」を合言葉に明るく取り組まれており、いつも元気をいただき、感銘を受ける方です。

レストラン、美容室、産直、カルチャースクール、レンタルスペース等が併設された複合施設「リール」は仏語で“声をあげて笑う”と言う意味から名付けられています。
施設内はお年よりや車イスの人でも利しやすい全面バリアフリーです。「小さな子どもから大人まで集る笑顔あふれる地域の憩いの場になれば嬉しい。」と話す毛利理事長。
またA型事業所の利用者がITを活用したビジネス展開の取組みも模索されています。
現在11の事業を拡大。スタッフ・利用者も増えていますが、人手不足などの課題も伺いました。

2008年観音寺市にNPO法人「ラーフ」を設立。ラーフは英語で、利用した人に笑顔になってほしいという思いを込めて名付けたそうです。
その他、居宅訪問サービス、障害者就労継続事業B型「やまもも」、発達障がいの居場所づくりの支援センター「ウィズ」などの事業を運営。
また2020年に福祉業界のIT化と人材育成を掲げ(株)モーリスを立ち上げました。福祉コンサルタントと福祉のものづくりに特化した企業としての創業です。

2022年12月には上京され、伊佐厚労副大臣に要望活動を実施されました。

「伊佐厚労副大臣に要望」全国頚髄損傷連絡会の鴨野会長、毛利氏らと(東京都)

14日午後、全国頚髄損傷連絡会の鴨野慎治会長、毛利公一氏(香川県)、宮野秀樹事務局長と共に厚労省へ。 伊佐厚労副大臣に「障害福祉サービス等の改善について」要望の訴…

「福祉に優しい町づくり」の夢実現のため頑張る毛利さん。全力で応援し、今後の施策反映につなげてまいります。

【毛利公一氏プロフィール】
早稲田大学在学時アメリカ留学中、海の事故で頸髄を損傷。医師からは今後自力での呼吸は不可、一生寝たきりを宣告されるが、決死のリハビリで退院。
早稲田大学を卒業後、2008年3月、26歳で NPO 法人ラーフを設立し、2011年までに3つの拠点を設立する。2015年には全国でも例の少ないNPO 法人から社会福祉法人化を実現。そして平成30年度新施設をオープンし、障がい者・高齢者の介護事業及び就労支援等、地域生活で必要なサービスを更に強化した。また、青年版国民栄誉賞と呼ばれる日本人間力大賞を2014年に受賞している。

著書『夢をかなえる挑壁思考』は第3版を数え、青年や経営者、障がい当事者に勇気を与えている。この間、各地で講演活動を行い、平成30年12月末現在280回を超えた。
講演活動以外にも、執筆活動、福祉コンサルタント等も行っている。