5日午前、愛媛県西条市内にある(株)ガルバ興業を渡部豊今治市議と訪問。 菊川美仁社長から。溶融亜鉛めっきの業界や会社概要を伺い、西条工場も見学させていただきました。

(株)ガルバ興業は創業1962年。溶融亜鉛めっき事業を柱として、人々の暮らしを支える道路や港湾、空港など重要な社会インフラや造船、建築物の寿命を延ばすことで社会に貢献。2022年には創業60周年を迎えています。

菊川社長は、一般社団法人 日本溶融亜鉛鍍金協会の元理事長で現在副理事長。協会加盟の溶融亜鉛めっき会社は31都道府県に所在しており、溶融亜鉛のめっき工場は、97工場。中国・四国に7工場あるそうです。

「溶融亜鉛めっき」は、高温で溶かした亜鉛に鋼材を浸し、表面に亜鉛皮膜を形成することによって錆から鉄を守る技術です。この技術は立体駐車場、工場建物、ビル鉄骨、交通標識、ガードレールなどあらゆる分野で利用されており、社会インフラを支えています。

社長の案内で工場を見学。最先端の大型めっき設備を備えています。
セット工程、前処理工程、めっき処理工程、仕上工程の順で見学。大変参考になりました。

意見交換では、業界として原材料や電気代の高騰で厳しい経営環境がある一方で、溶融亜鉛めっき鉄筋が鉄材、鉄筋コンクリート構造物の長寿命化と循環型社会に貢献する事など伺いました。海外では多くの國で規格化されており、日本としても今後さらに進むよう要望もお聞きしました。今後の施策などに反映してまいります。