11日、参議院本会議にて念願の「医療的ケア児支援法」が全会一致で可決、成立いたしました。大変にありがとうございました。

たんの吸引や人工呼吸器など日常的に医療的なケアが必要な子どもとその家族を支援する「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律(医療的ケア児支援法)」。これまで努力義務にとどまっていた国や自治体の支援策を「責務」として法で明文化。そのうえで、支援の地域間格差を是正して家族の負担を減らし、医療的ケア児を「全国どこでも」「安心して」育てられるサポート体制を国や自治体に求めています。

この法案は2015年「永田町こども未来会議」(自民党 野田聖子衆院議員、立憲民主党 荒井聰衆院議員、公明党 高木美智代衆院議員を中心に結成された超党派勉強会)として約5年以上議論し、ケアに長年携わってきた家族らの声も生かされました。私も2015年からの同メンバーとして深く関わってきただけに、大変嬉しい日となりました。多くの皆様のご理解とご支援があり本日を迎えられた事に心から感謝申し上げます。

思えば2007年当選後の委員会で、医療的ケア児支援の質問をご家族の手記を通じて訴えさせていただきました。
以来制度の狭間におかれた、医療的ケア児やご家族の大変な思いを施策にとずっと取り組んできた事が法律の形になりました。

これからがまた大事となります。審議でも議論となった、ケアを担う看護師等人材の確保や全国の都道府県に設置される医療的ケア児支援センター等、法施行後の予算確保も含め、副大臣としても頑張らないといけません。引き続き取り組んでまいります。