障がい当事者のニーズをより的確に捉えた支援機器開発の機会を創出すべく、シーズ(作る人)・ニーズ(使う人)のマッチング交流会・障害者自立支援機器「シーズ・ニーズマッチング交流会2019」が13日、TOC有明コンベンションホールにて開催され、見学しました。

5年連続の見学で、厚生労働省 障害者自立支援機器等開発促進事業の一般公開で主催は公益財団法人テクノエイド協会です。

交流会では、開発や改良等を行う機器の展示を行うと共に、障がい当事者と企業・研究者・政府系の研究開発支援機関等が一堂に会し、体験や交流を通じて、良質な支援機器の開発、この分野への新規参入の促進を図ります。

出展企業・団体も増え、内容等も拡充。全国で 福岡・大阪・東京で開催されました。入場は無料です。昨年に続き、私と交流のある企業・団体が数多く出展されていました。

  • (株)マイクロブレインの金子訓隆取締役もその一つです。厚労省の障害者自立支援機器等開発促進事業で採択された企業です。
    発達障害者への治療の不安や恐怖を軽減する口腔ケア支援ソフト「はっするでんたー」は平成30年度好事例普及事業の好事例賞に選ばれました。
    また「知的・精神障がいの就労を支援するだれでもワークプロの改良」として「だれでもワークプロ for iPad」も展示。現在、このソフトウェアは、NTTドコモの特例子会社のドコモ・プラスハーティにも導入が行われており、ニーズのブラッシュアップを行っていることや、支援高等学校においても就労の訓練として活用されています。
  • (株)アイセックジャパンの一瀬宗也社長は、聴覚障害者の聞こえの支援として、リアルタイムの文字通訳をリモートから提供されるサービス「e-ミミ」を開発。
    一瀬社長も辻本隆相談役も元IBM出身です。講演会やセミナー、学校、議会、結婚式や観劇等でリアルタイムライブ字幕を提供します。