香川県腎臓病協議会の南原義秋会長・橋本敏理事、愛媛県腎臓病患者連絡協議会(愛腎会)の山田満春会長らが、14日、其々事務所に来訪されました。「腎疾患総合対策」の早期確立を要望する請願書を持参され、請願内容を伺いました。

慢性腎臓病の患者は1,300万人を越えるといわれ国民病の一つに挙げられています。現在透析患者は2017年末 334,505人。1年間に新たに透析を始めた患者は40,959人、死亡者は32,532人で、年間数千人増加しています。33万人の患者のうち、10年以上透析を続けている患者は89,305人。高齢化の急速に増え、65才以上の患者は全透析患者の60%を超えています。(下記要望内容)

「腎疾患総合対策」の早期確立を要望する請願書

  1. 腎疾患の発症と重症化予防に向けた総合的な対策の推進
  2. 介護保険が利用できるように。通院困難な透析患者の通院を保障する公的な整備
    • 介護が必要な患者の増加。要介護透析患者への医療・福祉サービスの拡充【外来透析(在宅)を続けるための在宅支援・通院支援・施設入所が必要】
  3. どこで大災害が発生しても人工透析を治療を受けられる事ができるよう、国・地方自治体が連携した災害対策への取り組み。
  4. 腎移植の推進及び再生医療の研究の推進。

香川県南原会長らと