超党派の勉強会・第18回「永田町こども未来会議」が16 日夕方、衆院第1議員会館にて開催されました。医療的ケアの必要な子ども達への支援などを検討する勉強会で、自民党の野田聖子総務大臣(衆議院議員)や立民党の荒井聡衆院議員などと共に参画。地道な勉強会から政策の前進や予算が拡充しています。本日は下記の内容で意見交換いたしました。

1.平成30年度障害報酬改定の配分結果について
(厚労省 三好圭課長から慨要の説明がありました。大変画期的な内容で大きな前進です。)
【関連・緊急提案】駒崎弘樹氏(全国医療的ケア児者支援協議会 事務局長)から下記の点の緊急提案がありました。
 ○判定スコア8点以上の「利用者」の定義を「月1回でも利用した児童」にして下さい
・今回の改訂は、医療的ケア児を預かる児童発達支援事業所や放課後ディサービスに対して、看護職員配置加算を新たに作り、支援出来るようになりました。児童発達支援事業所においては、判定スコア内の医療的ケア児を一人預かり、看護師を一人雇用すれば加算がつき、利用しやすくなります。
・一方で、重症心身障害児を預かる、いわゆる重症児ディでは、判定スコア8点以上の医療的ケア児の「利用者」が5人以上いなくては、加算は得られない事になります。「利用者が5名以上」の定義が、例えば「1日に利用する児童が5名以上」だとすると、一気にハードルが高くなります。フローレンスの障害児保育園へレンは、全国で最も医療的ケア児を受け入れている重心児ディ(児童発達支援事業)ですが、5園中2園しか該当しません。例えばこの利用者が月に1回でも利用の実態があれば多くの重心児ディが利用できるようになります。
・「利用者」の定義はまだ決まっておらず、今後3月末までに通知やQ&Aで決まってくる予定です。是非検討をして欲しいとの緊急提案でした。

2.子どもの貧困対策について
   小松政氏(佐賀県武雄市長)  
・自治体間格差に関する問題提起・地方自治体現場の声について
・武雄市の先進事例・「子どもの貧困対策首長連合」の提言と取組み

3.障害福祉サービスの支給量調査の事例紹介
前田浩利先生(医療法人財団はるたか会理事長)
本日皇后さまが医療的なケアが必要な子どもやその家族を支援するための施設を訪問されました。東京・世田谷区の国立成育医療研究センターにある短期入所施設「もみじの家」です。

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000121073.html

私も2年前の開所式に出席。本日の会議にも内田勝康マネージャーが参加されていました。
医療的ケア児の支援にこれからも取組んでまいります。