米子市から松江市へ移動。松江市内にて開催された平成28年度 一般社団法人 山陰言語聴覚士協会社員総会に田口俊介境港市議と共に出席、挨拶をさせていただきました。(15日)

山陰言語聴覚士協会は鳥取県・島根県の山陰地域の言語聴覚士の協会です。2年前にも出席させていただいています。

言語聴覚士(げんごちょうかくし、英: Speech-Language-Hearing Therapist (ST))は、医療従事者(コ・メディカルスタッフ)の一員であり、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、視能訓練士(ORT)と共に、リハビリテーション専門職と称されるうちの一つです。

1997年言語聴覚士法が成立。国家資格となり1999年から国家試験がスタートしました。毎年1500名の方々が言語聴覚士となり、2015年には約2万5千人になっています。

言語聴覚士(ST)が対象とする主な障害は、ことばの障害(失語症や言語発達遅滞など)、きこえの障害(聴覚障害など)、声や発音の障害(音声障害や構音障害)、食べる機能の障害(摂食・嚥下障害)などがあります。これらの障害は、生まれながらの先天性から、病気や外傷による後天性のものがあり、小児から高齢者まで幅広く現れます。

総会では、竹内茂伸会長挨拶の後、活動報告・決算や平成28年度活動計画・予算など議事が進行。25名の新入会員の紹介や研修内容が紹介されました。20代30代の若いメンバーで溌剌とした総会でした。

言語聴覚士の役割は益々必要で大事になり活躍に場が広がっています。挨拶でも熊本地震の言語聴覚士の活躍の一端を話しました。
『言語聴覚士が避難所を回り、震災関連死を防ぐための活動です。「水が飲みづらくなっていませんか?」避難所で寝たきりになっている70歳代の女性に話しかけ、水を一口飲んでもらい、喉や舌の動きなどを確認しながら、誤嚥性肺炎にならないよう口腔ケアや舌の体操などの指導を行っていました。
阪神・淡路大震災で亡くなった震災関連死とされる約900人のうち、2割が肺炎で死亡し、誤嚥性肺炎がかなりの割合を占めたと言われています。「早期発見と予防が重要」との観点からも言語聴覚士の皆さんの役割は本当に大きいと実感しています。

本日の社員総会に伺った事等を今後の施策に繋げてまいります。皆様大変にありがとうございました。