超党派の勉強会・第8回「永田町こども未来会議」が18日衆院第1議員会館にて開催されました。医療的ケアの必要な子ども達への支援などを検討する勉強会で、自民党の野田聖子・木村弥生衆議院議員や民主党 細野豪志・荒井聡衆議院議員など共に参画。自民・民主・公明の議員が参加しています。

  1. 2016年度診療報酬改定答申について(小児在宅医療、子どもの医療分野関連)、厚労省保健局医療課から報告がありました。
    • 下記のように大きく見直され、小児医療が充実されます。これは大変喜ばしい事です。
      1. 乳幼児から学童期まで、継続性のある小児科外来診療を評価すると共に、
      2. 重症小児などの診療に積極的に取組んでいる入院・在宅医療の評価及び連携の充実が図られます。

      【具体的な内容】

    • 小児かかりつけ医の評価(新規に小児かかりつけ診療料 処方箋交付する場合初診時602点 再診時413点 交付しない場合初診712点 再診523点)
    • 小児医療の充実(①特に重症な患者のNICU等算定日数の延長、②小児入院医療から在宅医療へ円滑な移行、新しく重症時受入体制加算1日200点、③医療型短期入所サービス利用中の処置等の評価など)
    • 小児在宅医療に係る評価の推進(①現行は看取り実績4件から改定後は15歳未満の超・準超重症児の医学管理の実績が4件以上も評価に加える。②機能強化型訪問看護ステーションの要件見直し)
    • 小児の専門的な治療等に対する評価(①地域がん診療病院・小児がん拠点病院の評価②小児慢性特定疾病の患者の評価③専門的な児童・思春期精神科外来医療の評価④生体検査、処置・放射線治療等の小児加算等の見直し)
  2. 「永田町こども未来会議」次のミッション案に関する自由討論を下記内容で進めました。医療的ケア児に対してはこれからも継続してフォローしながら、児童虐待などさらに検討を進めてまいります。
    1. 児童虐待防止に向けた意見書(駒崎弘樹 認定NPOフローレンス代表)
    2. 子ども・子育て支援制度に関する諸課題について(竹林経治 子ども子育て支援担当参事官・内閣府)
    3. 子どもの支援に関する情報共有「サポートファイルの活用」(大西延英障害児・発達障害者支援室室長補佐・厚労省)
  3. 次回予定は 3月14日(月) 東京都光明特別養護学校を視察します。