超党派の勉強会・第6回「永田町こども未来会議」が25日、衆院第一議員会館にて開催されました。

「医療的ケアの必要な子ども達への支援などを検討する勉強会」で、自民党の野田聖子・宮川典子・木村弥生衆議院議員や民主党 細田豪志・荒井聡衆議院議員など共に参画。自民・民主・公明の議員が参加しています。

医療の進歩によって医療的ケアの必要な子ども達が急速に増加しています。(全国に1~2万人程度)。勉強会では様々角度から意見交換・今回は前田先生からは医療的ケアの必要な人たちの為に、地域で高度医療依存児者センターの設置の必要性やフローレンスの駒崎代表からは日本初の障害児保育園の設立を通じ「医療的ケア加算」の提言、支援策等が提示されてきています。今後視察も含めさらに進めてまいります。

【本日の講師と内容】

  1. 「日常的に医療ケア(医療的ケア)が必要な子どもたちの支援の仕組み作りの提案」  前田浩利医師(医療法人はるたか会)
    • 医療技術の進歩で、歩けて話せるが日常的に医療ケアが必要な子どもの出現。(重症心身障がい児は歩けない、話さない)
    • 日常的に医療ケアが必要な人たちは高度医療依存児者と定義。(約1~2万程度の人たち)
    • 高度医療依存児者のライフステージは病院から始まり、常に医療が必要だが、医療と福祉・教育との連携、協働の仕組みが未成熟
    • 高度医療依存児者の支援の仕組み作りは?
    • 医療と福祉、医療と教育の連携。その為に医療機関と地域の連携拠点の創設(高度医療依存児者支援センター)
      センターでは実数把握や生活状況調査を実施実態を把握する。積極的に地域の出て、地域支援のネットワーク作りや必要に応じ高度医療依存児者への訪問も行う。

    • 病院で医療技術を学んだ人材を地域で育てる。
    • センターはワンストップの相談窓口む担う。(現状は施設の送迎がない。ミキサー食を注入してもらえない。乗り物では吸引してもらえないなど等医療、福祉、教育が分断されているので、通園をできず学校もいけない)
  2. 「医療的ケア児を長時間預かる『障害児保育ヘレン』概要と課題」駒崎弘樹 認定NPO法人フローレンス代表
    • 日本初・児童発達支援を活用した障害児専門保育園を設立(障害児保育ヘレン)
    • 社会的背景①障がい児の母親の95%は安定した就労が出来ていない②障害児を持つ親は収入面でも厳しい状況に置かれている③医療的ケアが必要な重症心身障害児者の増加

    • 障害児と就労を希望する保護者を支える新しい保育園を提案
    • 専門職を配置し、医療的ケア、長時間保育に対応する「障害児保育ヘレン」スタッフ常時11名。13名の障がい児が利用
    • 児童発達支援事業財務モデルの収支は運営補助金のみ(年2500万)では財務的になりたたないが、都加算(全体収入の25%約1000万)と自費保育料を含め収支はなんとか成り立っている。
    • 障害児保育園の課題
    • 都加算がないと長時間の預かりを行う障害児保育の運営は不可能。都加算は東京都が独自に設定している報酬単価であるため、全国に障害児保育園を広げる事が出来ない

    • 要望:国の制度で「医療的ケア加算」のようなものを創設してほしい。
    • 「社会保障審議会・障害者部会の動向・障害者総合支援法の見直しにむけて」厚労省津曲障害児・発達障害者支援室長
    • 「厚生労働医政局 概算要求の概要(小児在宅・訪問介護)等について」厚労省 佐々木地域医療計画課長
    • 在宅医療・訪問介護ハイレベル人材養成事業 平成28年度概要求額 2000万円(平成27年度1100万円)

    • 「医療的ケアを行う看護師配置事業について」文科省 斎藤特別支援教育企画官
    • 特別支援教育専門家(看護師)配置事業(インクルーシブ教育システム推進事業補助費)
      平成28年度概算要求額10億2200万円(平成27年度予算 2億3500万円)
      (補助金概要)補助率3分の一。配置人数 約1460人(平成27年度 約330人)
             補助対象経費:看護師の雇用に係る報酬・共済費・旅費など

本日の参加者はNPO関係から社会福祉法人むそうNPO法人ふわり 戸枝陽基理事長らも参加されました。