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徳島県西部地域の大雪被害の現場視察に東みよし町と三好市の行政を訪問(13日)。古井三好市議と横関東みよし町議が同行。
東みよし町では川原町長と竹谷総務課長。三好市では新居副市長・総務部危機管理課 山口課長らと意見交換。現状・課題や要望を伺いました。

今回3市町での孤立は881世帯1480人。倒木による電線・電柱の被害は約630か所。3市町の停電は最大3373戸。
長い所では6日間も停電が続きました。道路に倒れかかって除雪の妨げになり住民の孤立を長期化させた原因となりました。
また停電や回線等の切断で電話の不通が続き、住民の安否などが大きく遅れることになりました

  1. 倒木対策
    • 山林の7割以上は私有林。防災の観点から伐採への補助の検討を。(全国の中山間地域共通の悩み)
      また倒木処理に費用がかかり、支援の検討も。
  2. 情報通信等の整備
    • 三好市では光ファイバー網・一般加入電話回線・四国電力の回線が同じ電柱を使っていて木が倒れる事で3つが一度に切れるリスクがあった。その為自治会に連絡用の携帯電話・無線機の配備を含めて検討。光ファイバー網を直す費用の支援も検討してほしい。
    • 衛星携帯電話の配備の拡充を。東みよし町で衛星携帯電話を35の集落の配備するには維持費が1台月5千円が高い。
      今回情報通信網の代替も含め検討が必要。
  3. 農業被害
    • 東みよし町ではイチゴ等のハウス園芸が盛ん。100以上のビニールハウスの内40か所が被害に。支援の検討を。
  4. ヘリポートの設置・拡充で安否確認や急病者の対応
    • 陸からの道路が塞がれてしまった場合ヘリでの対応。しかしヘリポートの設置が少なかった。
  5. 積雪計など積雪情報の対応(気象庁)
    • 徳島県に1台の積雪計しかない等など。多くの課題・要望をお聞きしました。

伺った内容を今後各省庁と検討し、施策には反映してまいります。また今後の予算に繋げてまいります。