羽田空港から阿蘇熊本空港へ。本日は参議院災害対策特別委員会として阿蘇山周辺地域の火山防災対策で終日視察。(5日)委員長は公明党の秋野公造議員です。

阿蘇空港では熊本県村田副知事・前川県議会議長と懇談。緊急の要望を伺いました。

阿蘇市内にて阿蘇火山防災会議協議会・熊本県・宮崎県・宮崎県市町村・気象台の方々と意見交換。阿蘇火山防災会議協議会会長 佐藤阿蘇市長の挨拶の後、地元から「火山予防対策、応急対策、施設」「今回の噴火に伴う両県の降灰被害と対応」について説明の後、質疑を行いました。

熊本県の活火山、阿蘇山が噴火して3か月。今も火山灰が周辺に降り注ぎ、営農や住民の生活の影響が出ています。

  • 交通では南阿蘇鉄道のレール上の降灰、観光では阿蘇、南阿蘇エリアで延べ4200人のキャンセル。売り上げの減少。
  • 農作物は野菜・ビニールハウス屋根の降灰、作付する作物等の影響。教育では、体育授業の屋外から屋内の変更、マスク、帽子などに活用など等。

熊本県の草村高森町長、長野南阿蘇村長、宮崎県原田五ケ瀬町長から切実な状況が訴えられました。

要望では

  1. 「防災営農施設整備計画」に基づく事業の予算措置や降灰除去事業の推進、健康対策などの噴火、降灰対策。
  2. 土石流対策の推進
  3. 各種事業の創設・改善(産業対策・学校・社会福祉施設への支援、財政支援措置)等。

災害対策特別委員会としても現状をさらに現場を視察し、対策を進めていく事を確認いたしました。