<これまでの活動記録>

「ちろりん村鴨志田」の利用者と懇談する遠山(中央左)、山本(博)(同右)の両氏=3日 横浜市
公明党離島振興対策本部の遠山清彦本部長(衆院議員)と山本博司事務局長(参院議員)は3日午前、横浜市青葉区の民家を活用した小規模デイサービス施設「ちろりん村鴨志田」を視察し、離島での在宅高齢者サービス整備の方策を探った。

この施設は、介護サービスを全国展開する「創生会グループ」が4LDKの2階建て木造住宅(延べ床面積96平方メートル)を借り上げ、手すり設置などの最小限の改修コストで昨年10月に開設。青葉区内など近隣に住むお年寄りが定員10人のデイサービスを利用している。

遠山、山本両氏は、利用者が庭先の畑で昼食の食材となるキュウリを笑顔で収穫したり、居間部分の「機能訓練室」で折り紙などの手作業をする様子を視察。この後、担当者と懇談し、施設運営に必要なコストや人員の確保が難しく、介護保険施設がほとんど存在しない離島で、既存の空き家などの建物を活用して事業展開する有効性をめぐり意見交換した。

遠山氏は、介護サービス提供と雇用確保という離島の要望に応える観点から「ぜひモデルケースをつくりたい」と主張。改正離島振興法に創設が盛り込まれた「離島特区」の制度設計などを通じ、介護サービスの充実を推進する考えを示した。

 (2012年7月4日付 公明新聞より転載)