内閣府からヒアリング


「サイバー攻撃対処検討委員会」


「サイバー攻撃対処検討委員会」が開催され、内閣府から「サイバー攻撃に対する政府の最新対応について」ヒアリングを進めた。


伊東所長


意見交換


さらに「サイバー攻撃に対する現状と対策について」ラックホールディングス(株) サイバーセキュリティ研究所 伊東 寛所長の講演を伺う。

(伊東氏プロフィール)
伊東氏は同じ慶應大学の同窓。自衛隊入隊後、技術・情報の部隊指揮官・幕僚等を歴任。最後の補職は、サイバー戦部隊であるシステム防護隊の初代隊長。
2007年退官し、シマンテック総合研究所主席アナリスト。2010年より(株)ラック特別研究員。2011年現職。

「最近のサイバー犯罪の動向、世界のサイバーテロ・諜報活動の状況など」最新で、貴重な話しに、あらためて驚く。

【最近のサイバー犯罪の動向】
①進化し続ける技術と新たな脅威
・金銭目的のソフトが出始めたのが約10年前
②最近のサイバー攻撃の傾向(最近のキーワード)
・標的型攻撃、ウエブページからの感染、USBからの感染、複数のマルウエアの連携など

【サイバー攻撃への対策】
①これまでの対策 パターンファイル(この顔見たら100番)
②ヒューリスティク解析(怪しい行動の人に不審尋問)
③犯罪者がアクセスできないアンチウイルス対策の活用
④ネッワークの監視により、あってはならない通信の発見

【サイバー関連事象の現状と動向】ではどうする?
・万能薬や王道はない
基本・基礎に忠実に、決められたことをきちんと守る、最大の弱点はの人間であることを肝に銘じる
・もしあなたが、責任ある地位の人ならば
一般の人と同じ感覚ではだめ、敵の可能行動まで踏む込んだ対策を、専門家の協力を得る

【まとめ】
①相互に情報を共有する仕組みが必要
・サイバー法伝染病
②ネットワークを安全・安心に使える仕組みが必要
・サイバー道路交通法・サイバー車検
③サイバー技術の向上
・国による強力な支援
・人間の心理に基づく技術