軽度外傷性脳損傷(MTBI)について現状・課題を伺う


16時から厚生労働部会が開催され、「軽度外傷性脳損傷(MTBI)患者の現状と課題について」講演と共にMTBI患者の皆様から話しを伺う。


石橋院長の講演


講演は医療法人(社団)白峰会 湖南病院石橋徹院長(整形外科)。またMTBI被害者協会の久保田代表・五十嵐副代表・佐曽利さん等、患者の皆様も同席される。


山口代表も出席(厚生労働部会)


公明党から山口代表・坂口副代表・渡辺部会長他多くの国会議員・都議会・区議会議員も参加。

アメリカなどの対応と比較し、医学界や行政の認知度がなく、患者の皆様の大変さを実感。以下の内容の説明を伺うと共に意見交換を進め、対応を約束する。

(軽度外傷性脳損傷とは)
軽度外傷性脳損傷mild traumatic brain injury(mild TBI)は、現在、交通事故以外でも労災事故、スポーツ外傷、転倒、転落事故、暴行、家庭内暴力、乳児揺さぶり虐待で多発しており、国によっても異なるが人口10万人あたり100人から550人の患者が発生しており、全世界では年間1、000万人を超す患者が出ているといわれている。

軽度外傷性脳損傷は、脳の中で軸索と呼ばれる神経線維があちこちで機能しなくなり、脳の中で一種の停電が起ることであり、それによって起る症状は、記憶力や理解力が衰えたり、根気がなく、怒りっぽくなったり、失神や痙攣発作が起きたり、脳神経が麻痺して臭いや味が分からなくなったり、目が見え難くなったり、耳が聞こえ難くなったり、手足の運動や感覚が麻痺して、箸が使い難くなったり、歩き難くなったりと様々である。さらに排尿や排便にも支障を来すことがあり、社会生活へ影響してくる。

(課題点)

交通事故や労災事故などのため、脳を損傷していても、正しく脳の病気と診断されずに、さまざまな症状・障害に苦しめられる方々が多くおられる。

ほとんどのかたが「頸部捻挫」とか「鞭打ち症」と診断され、経過の長いかたでは気のせいだと軽視されることもあるという。
 ところが、綿密な神経診断学と、関連する各科の検査により、実際は中枢神経系が損傷されていることが判明。正確な診断がないと、なかなか正当な補償や賠償が伴わない。