午前には与党原爆被爆者対策PTが開催され、与党メンバーで意見交換を進める。
まず原爆症認定の状況について厚労省より説明を受ける。


与党原爆被爆者対策PT


原爆症の症例拡大の検討(桝屋副座長)


4月から開始した新基準の認定者は712件で昨年度の5倍以上。今年度は約10倍の1800件を認定の予定。しかし待ち状況は5000件を超え、スピードを持って進めることを要請する。
与党PTとして原爆症の症例拡大として「肝機能障害」を第1次認定疾病に追加すべきとの検討をする。今後「原爆症認定の症例拡大について」厚労省に申し入れの方向で進める事を確認。


舛添大臣に申し入れ


昼には公明党厚生労働部会として舛添厚生労働大臣に申し入れを実施。桝屋部会長と共に大臣室にうかがう。内容は「厚生年金の標準報酬月額の改ざん疑惑に係る対応」である。


「厚生年金の標準報酬月額の改ざん疑惑に係る対応」について


厚生年金の標準報酬月額の改ざん問題は現在、社会保険庁において再調査が実施されているが、社会保険事務所の組織ぐるみの疑いなど報道されている。
改ざん疑惑がもたれる事自体、社会保険制度への国民の不信を増幅させるものである。

舛添大臣に、「早急に調査結果を明らかにすると同時に、仮に関与が発覚した場合の厳重な処分と共に、国民の不信を払拭するために、来年4月からの「ねんきん定期便」において、全ての加入者が過去の標準報酬月額を容易に確認できるよう十分工夫をし、周知・広報に努める事など」申し入れをする。

大臣からは申し入れに対して、「しっかり対応して、国民の信頼を勝ち得たい」と約束された。


「ひきこもり施策について」厚労省と意見交換


「ひきこもり関連施策について」厚生労働省社会・援護局 朝浦課長・日詰専門官などから「ひきこもりの実態と施策について」ヒアリングを受け、意見交換をする。
中国・四国をまわる中で「ひきこもり親の会」からの要望が多く、今後国の支援のあり方など取組んでまいりたい。


脳脊髄液減少症患者支援の会の方々との懇談


渡辺副大臣に要望書提出


夕方には「脳脊髄液減少症についての要望」を患者支援の会メンバーと共に渡辺副大臣に陳情する。「脳脊髄液減少症患者支援の会」事務局川野小夜子さん・「脳脊髄液減少症患者支援の会・子ども支援チーム代表鈴木裕子さんから要望書を提出。要望項目について下記3項目、副大臣にお願いする。
1.通勤途上に交通事故などなんらかの外傷により「脳脊髄液減少症」と診断された場合、その後遺症に対して労災保険内において適切な後遺症級を認定してほしい
2.臨床研究のさいの検査治療費は公費負担で。
3.脳脊髄液漏れの検査は全ての医療機関で保険適用を。

副大臣からは皆様の声・要望を真摯にうけとめ、前進できるよう、対応する旨の話がある。
陳情の後、東京駅から新幹線に飛び乗り、香川県へむかう。