学校での使用推進を/党PTに団体、抗てんかん薬で要望

 公明党てんかん対策推進プロジェクトチーム(PT、座長=山本博司参院議員)は20日、参院議員会館で日本てんかん協会の中村千穂副会長らから、けいれんなど発作が長く続いたり、短い発作を意識が回復しないうちに繰り返したりする「てんかん重積状態」を迅速に抑える治療薬「ブコラム」の学校での使用推進などで要望を受けた。

 中村副会長は、厚生労働省が昨年に製造・販売を承認した同薬について、てんかんのある子が安心して学校生活を過ごせるよう「教育現場で教員らが使えるようにしてほしい」と訴え、取り扱いの周知を求めた。このほか、抗てんかん薬の安定供給なども要望した。

 山本座長は「しっかり対応したい」と述べた。

2021年12月21日 公明新聞2面