28日午後、松山市内の愛媛大学 教育学部 附属インクルーシブ教育センター長 苅田知則教授、今野潤講師を地元太田幸伸松山市議と訪問。
苅田教授とは2019年愛媛大学で開催された文部科学省事業「共に学び、生きる共生社会コンファレンス」「〇(まる)の集い」でお会いして以降交流を続けています。
2022年には、苅田教授が中心となって立ち上げられた「愛媛県障がい者ICTサポートセンター」を視察しています。また2023年12月には東京で開催された障害者自立支援機器「ニーズ・シーズマッチング交流会2023」で苅田教授が出展された重度心身障児害の支援機器「以心伝心」も見学させていただいています。
苅田先生は、学習に困難のある生徒・児童に対し、ICT機器を活用した支援等を行ってこられました。
2019年度からは、文部科学省より「学校卒業後における障害者の学びの支援に関する実践研究事業」を受託し、障害者の卒業後の学習支援の取り組みを始めています。
継続して一生涯に渡って学び続けることは、生きる力を養い、ライフスキルを向上させることにも繋がります。学校の中だけでなく、卒業後も学習する機会を提供することで、障害の有無にかかわらず、誰もが「共に学び、生きる共生社会」を実現できるよう、活動に取り組んでおられます。
障がい者の生涯教育と共にICT(情報機器)を活用した先駆的な取組み・活動に大変共感し、尊敬をしている先生です。
苅田先生も重度心身障害児のお父さん。志龍君は7歳で亡くなられたそうですが、重度心身障害児者(約4.3万人)が簡単に意思表示が出来るコミュニケーションツール「以心伝心」など息子さんの思いを形にされています。身体の動きをとらえ解析する技術(ブライトサイングローブ)と場所や時間に合わせたメッセージリストを表示・再生する技術(GPSーVOCA)を連動させ完成されました。知的障がい者支援では市販され、重度心身障害児者向けも市販の予定です。
大変貴重なお話を伺い、感銘しました。今後の施策に活かしてまいります。ありがとうございました。