原爆を投下されて78年となる広島原爆の日。広島市中区の平和記念公園で犠牲者を追悼する式典に参列しました。(6日)

8時から「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式(平和記念式典)」へ。

松井一実市長と遺族代表が、この1年間に死亡が確認された5320人の名前を書き加えた原爆死没者名簿を、原爆慰霊碑に納めました。死没者はおよそ33万9227人となります。全国の被爆者は11万3649人で、平均年齢は85.01歳で初めて85歳を超えました。

式典には、被爆者や遺族、被爆地選出の首相として参列した岸田総理、斉藤国交大臣、111か国の海外代表が参列。公明党から山口那津男代表・谷合正明参議院議員、平林・日下衆議院議員、広島県議・市議らと共に出席。哀悼の祈りを捧げました。原爆投下時刻の午前8時15分には「平和の鐘」が打ち鳴らされ、参加者全員が黙とうをささげました。

平和宣言では、サミットの核軍縮文書「広島ビジョン」に触れ「全ての者にとっての安全が損なわれない形での核兵器のない世界」の実現や核抑止の堅持に触れた文言を紹介。
その上で「しかし、核による威嚇を行う為政者がいる現実を踏まえるならば、世界中の指導者は、核抑止論は破綻していると直視し、具体的な取り組みを早急に始める必要がある」として、市民が核抑止論からの脱却を促す重要性を訴えました。

こども代表の心こもった「平和への誓い」。最後にひろしま平和の歌など等、革めて生命に刻印する式典となりました。

原爆で亡くなられた方々への哀悼を心から祈り、核廃絶の社会の実現めざし、世界恒久平和を誓い、行動してまいります。


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