「2022年第16回KHJ全国大会in 兵庫~KHJ全国ひきこもり家族会連合会・実践交流研修会」が兵庫県姫路市で5日、6日と開催されます。
私は初日の5日に出席しました。公明党から地元兵庫県の天野文夫県議・中西よしこ姫路市議、日下みか広島県議、太田哲松江市議、太田幸伸松山市議、大本ちかこ府中市議が参加。
オンラインからも大勢の議員の方が参加されました。

KHJ全国ひきこもり家族会連合会は、1999 年に設立.。現在では 全国規模のネットワークを持つ唯一の当事者 団体(家族会)として、活動をしています。
2007年以来取り組んでいるひきこもり支援。全国大会は2008年から毎年出席しています。対面では3年ぶりの開催となります。

今回の大会テーマは「ひきこもりから、私たちの未来を考える」。

開会式では、主催者の伊藤正俊理事長からの挨拶の後、来賓を代表して挨拶しました。(下記挨拶の主旨)

2007年5月にはじめて家族会の方(愛媛こまどりの会・香川オリーブの会)と会い、ひきこもりの事を知りました。当選した2007年国会で初質問以来、ずっと国会でも取り上げ、代々の厚労大臣や首相であった野田総理、安倍総理等などに質問。それにより全国にひきこもり支援センターの設置や生活者困窮者支援法の枠組み(平成27年改正)での支援が広がりました。

2017年決算委員会では40代以上の中高年のひきこもり実態調査を質問。当時の加藤大臣が約束をしていただき、予算がつき、2018年内閣府調査として61万3千人の調査結果が公表されました。
その年川崎、練馬の事件で大きな注目をあび、8050問題がクローズアップされ、公明党としてもKHj家族会のヒアリングや現地視察を行い、政府に提言。就職氷河期支援の中でひきこもり支援に光が当てられ、さらに「社会福祉法の改正」で重層的支援体制整備事業が創設され、加速しました。

2020年(令和3年)・21年(令和4年)と厚労副大臣として医療・福祉を担当。ひきこもり支援も所管の担当に。
21年の政府の骨太方針に「ひきこもり」が明記。孤独・孤立対策連絡会議のメンバーとして対応。厚労省政務官の下にひきこもり支援の局長会議を設置。各自治体の先進事例など伺う中、とりまとめをし、連絡会議名地での報告。国挙げての取組で令和4年度(2021年度)ひきこもり予算も大幅に増額。例えば「ひきこもり地域支援センター」の設置主体を市町村の拡充。また支援の核となる相談支援・居場所づくり・ネットワークづくりを一体的に実施する「ひきこもり支援ステーション事業」が新設。予算が19億円と大幅に増額。
地域の複合的課題や制度の狭間を地域で支えあう地域づくりにやっと光があたってまいりました。

ひきこもりに関する知識や、その理解と対応など、20年以上に亘り培った経験を持つKHJ全国ひきこもり家族会連合会の皆様がここまで政府を動かしてこられました。
家族会の果たす役割はますます重要となってまいります。まだまだ地域の格差など課題が山積しております。公明党3000名のネットワーク力で各自治体との連携を進め、家族会の皆様と共に、寄り添う支援に全力で取り組んでまいります。