16日夕方、善通寺市内のNPO法人「子育てネットくすくす」を地元真鍋範子市議と訪問。
草薙めぐみ代表と子育て支援で懇談。

「子育てネットくすくす」は、親同士が協力しあって子育てを応援する活動を一緒につくり出すことを目指し、 地域に根ざした子育て支援を行うNPO法人(平成14年設立)。
障害のある/なしにかかわらず親子がともに子育てを楽しみ、学び合い、支え合う活動を大切にしています。

「くすくす」のネーミングは「子どもたちがくすの木のようにたくましく伸びやかに成長するように、親子がくすくすと笑い、いつも幸せでいられるように」という願いが込められています。
現在、くすくすでは「つどいの広場や障害児通所支援、子育て支援情報の発信や相談」を行っています。

本日も「ほっこりパントリー」を行っていました。企業や地域からご寄付でいただいた食品をひとり親家庭などにお届けする活動です。約104人にお渡しするそうです。

「草薙代表が結婚を機に香川へ。地縁、血縁のない土地で初めての妊娠や出産、子育ては不安の連続で社会から切り離されたような疎外感を感じていたそうです。
『孤育て』とも言われているように今の社会は地域とのつながりが希薄しています。
障害のあるなしに関わらず、すべての子育て家庭が安心して地域の中で子どもを産み育てることができるように、これからも地域に根付いた活動を目指し子育て家庭に寄り添った支援を心掛けたいと」力強く語られる草薙さん。
20年近く時代を先取りし、支援を進めた輪は着実に広がっています。現在のスタッフは35名。学生スタッフも10名を超えます。

「児童相談所の虐待の一時保護、県内の地域格差、医療医的ケア児の受け入れなど」要望を伺いました。

志と情熱をもって行動される草薙さん。大変感銘を受けました。
伺った要望等しっかり受け止めてまいります。ありがとうございました。

【NPO法人子育てネットくすくすの各事業】
(子育て広場くすくす)
親子と親子が出会い、仲間とともにみんなで子育て・子育ちしあう親子のセカンドホームです。 季節のイベントを開催したり、子育て情報の提供・相談を行います。
昨年度延べ4119名の利用。ボランティア活動者数132名。

(すまいる)
障がいのある児童に対しての児童発達支援事業と、放課後等デイサービス事業を運営しています。さまざまな 社会経験を積めるように支援し、いろいろな人と交流できる場を提供しています。
昨年度延べ2665名の利用。

(子夢の家)
地域の中で誰もが安心して気軽に立ち寄れる、身近で家庭的なひろばです。広い芝生にはブランコや砂場もあります。地域との交流も盛んです。昨年度延べ8629名の利用。

(すてっぷ)
障がいのある中学生・高校生の活動拠点として、卒後に向けてより社会経験や生活経験を積むこと、 そして余暇活動の充実を目指して活動しています。昨年度は延べ3255名の利用。

(利用者支援事業)
地域のさまざまな子育て支援サービスの情報提供を行っています。 また、子育て支援コーディネーターが随時相談やコーディネートをしています。昨年度は情報提供・個別相談1607件。

(相談支援事業所くすくす)
障害のあるお子さんが障害児通所支援事業等の福祉サービスを利用するための利用計画を作成したり一定期間ごとにモニタリング等の支援を行います。昨年度利用計画等280件、ケース会77件。

(キッズお仕事体験)
子育て支援NPOが地域の方々と協力して「仕事体験」できる機会を提供しています。
また、地域の方々との出会いや交流をきっかけに子どもたちが地域の中で育まれる環境づくりを目指しています。

(ほっこり食堂・ほっこりパントリー)
「ほっこり食堂」は子どもたちが地域の方々と温かい食事を囲み、ホッとできる居場所です。親同士はもちろん、世代を超えた交流を大切にしています。地域のボランティアや学生の協力もあり、食事だけでなく、学習支援も行っています。昨年度延べ参加者数378名。
「ほっこりパントリー」は企業や地域からご寄付でいただいた食品をひとり親家庭などにお届けする活動です。年間配布数:244家庭、延べ1360件。