英国ロンドンで開かれていた先進7カ国(G7)保健大臣会合が4日、「G7保健大臣宣言」を採択し、閉幕しました。日本はオンラインでの参加し、2日間、大臣の代わりに参加しました。

「G7保健大臣宣言」は将来起こり得る新たな感染症対策で連携を強化するとの共同声明です。

宣言は、「ワクチンの公平な分配を目指す国際的な枠組み「COVAX」との協力も含め、安全で効果的なワクチンの国際的な共有への支援を強調する」と表明。「健康危機への備えと対応に関する世界保健機関(WHO)の中心的役割を支持し、WHOの役割を強化することにコミットする」としました。

また「新型コロナウイルスのワクチンや治療薬の承認プロセス迅速化へ向け、各国が連携を強化することや途上国などへのワクチン供給を支援すること等」が盛り込まれました。

2日目のセッション③では現地時間11時から「薬剤耐性(AMR)とデジタルヘルス」のセッション。日本時間は夜19時からです。

2023年にG7議長国を務める日本として、AMR対策・デジタルヘルスの推進について発言。また共同声明の宣言内容についても議論。意見致しました。その議論の集約が「G7保健大臣宣言」に反映されています。2日間とも時差の関係で夜の時間帯での参加でした。感染症対策へ、有意義な会議となりました。