NPO法人インフォメーションギャップバスター伊藤芳浩理事長と2人の理事「聞こえないきょうだいをもつSODAソーダの会」藤木和子代表(弁護士)と神奈川県聴覚障害者連盟 青年部長吉田麻莉さんが10日厚労副大臣室に来訪。

本年、糸賀一雄記念未来賞を受賞された伊藤理事長は聴覚障がい当事者として、2011年NPO法人を立ち上げ、「誰もが等しくサービスを受けることができる社会」を目指し「電話リレーサービス」を広める活動に取り組んでおられました。2017年初めてお会いしましたが、私が2012年以来「電話リレーサービス」の必要性を痛感し、国会で質問(総務委員会)した事もよくご存じでした。

そして2017年7月には総務省へ共に出向き、伊藤理事長ら聴覚障がいの方々と共に「電話リレーサービスの設置義務化を求める請願書」8096人の署名簿を持って要望した経緯がありました。本年電話リレーサービスが成立。大変喜ばれ、事務所にも御礼に来られました。

本日は伊藤理事長や藤木代表らの活動を伺いました。コミュニケーションバリアーの対応、手話通訳者の育成、ヤングケアラー問題などで意見交換。ありがとうございました。

伊藤 芳浩氏プロフィール

1970年岐阜県生まれ。名古屋大学理学部卒業後、日立製作所にて、基本ソフトウェア系の開発を経験後、新規事業立上げに関わり、現時点は、Webマーケティング・プロモーションを担当。

自分自身、聴覚障害者であり、当事者としての経験を踏まえて、情報格差解消のためのNPOインフォメーションギャップバスターを2011年に設立し、横浜国立大学などで「情報格差問題」「情報リテラシー」関連のセミナーを多数実施。「ダイバーシティ」「エンパワーメント」「合理的配慮」などのテーマでも講演。

伊藤理事長ら

電話リレーサービスの署名簿提出