同じく市内のタチバナ工業(株)本杉成美社長・松岡太氏(香川県港湾空港建設協会事務局長)と懇談。本杉社長は香川港湾空港建設協会会長また四国港湾空港建設協会連合会の会長でもあります。

2017年2月に高松港朝日地区を視察し、その後、タチバナ工業(株)も加盟する高松港振興協会の方々との意見交換会で高松港湾整備の要望を伺っていました。

長年、要望の強かった香川県高松港の予算が令和2年度予算で新規でつく事になりました。本杉社長らも大変感謝されておられ、今後に期待されています。

また浚渫事業に対して、堀った土砂も埋め立てる場所が香川県や愛媛県になく、広島県や大阪府などに運ばざる得ない課題もお聞きしました。

【今回の予算化の背景と概要】

高松港は昭和26年に重要港湾に指定され、木材・機械製造業等に関連した外貨貨物や複合一貫輸送による内貿貨物を中心とした背後圏の流通拠点として、更にフェリーによる関西、島しょ部等との交流拠点として重要な役割を担っています。

現在大型貨物船が喫水調整を行っていることに加え、輸送機械についても他港からの二次輸送を行うなど非効率な輸送形態が課題となっており、早急な対応が求められていました。また貨物需要の増大に伴う船舶の増加や大型化に対応するため、岸壁の整備、泊地の浚渫等の整備が求められていました。

今回の予算化で大きく解決します。
【令和2年度事業費】   4.5億円
【令和2年度事業概要】
朝日地区の国際物流ターミナル整備事業(水深12m等):事業費1.5億円。
〔令和3年度完成目標、総事業費138億円〕航路(水深12m)
複合一貫輸送ターミナル整備事業(水深7.5m):事業費3.0億円
〔令和7年度完成目標、総事業費73億円〕(岸壁(水深7.5m)、泊地(水深7.5m)