25日早朝高松市から愛媛県四国中央市へ。四国中央市は、製紙、紙加工業において日本屈指の生産量を誇り、紙製品の工業製造品出荷額が全国一位です。

その中核企業の大王製紙(株)小野常務、丸住製紙(株)吉岡取締役らと夫々懇談。両社から要望が強かった三島川之江港のガントリークレーン設置予算が2019年確保された事への御礼がありました。

現在の荷役クレーンは、地元民間企業で共同設置したハーバークレーン1基が稼働していますが、年々、コンテナ貨物の取扱量が増加しており、ターミナル供用時より約2倍に増加し、既存クレーンでは対応できなくなってきていました。

2018年には篠原市長や三島川之江港港運協議会、愛媛県紙バルプ工業会の方々と共に石井国交大臣に要望活動を進めていました。

石井国交大臣に「三島川之江港(金子地区)ガントリークレーン整備」の要望(東京都)

愛媛県(神野副知事)、四国中央市(篠原市長)、三島川之江港港運協議会(大西会長)、愛媛県紙バルプ工業会(吉岡理事ら)の片々と国交省へ。 石井国交大臣に「三島川之…

三島川之江港は平成7年からコンテナ定期航路が寄航を開始し、現在では外航コンテナ航路11便、神戸国際フィルダー航路4便、沖縄航路2便の合計17便/週まで増加。金子地区国際物流のターミナルの金子第1号岸壁の現在のクレーンは荷役能力が低いため、コンテナ船の沖待ちが発生するなどコンテナ一船の受け入れは限界に近く、物流が停滞するリスクが高い状態です。

ガントリークレーンの整備により、既存のハーバークレーンに比べ荷役時間が大幅に短縮し、現在飽和状態にあるバースウインドに余裕ができることから、神戸国際フィルダーの便数も週4便から6便に増やす事ができるので、結果神戸国際フィルダー取扱貨物量が増加します。