新幹線のバリアフリー対策の強化に向け、赤羽国土交通大臣は3日、東京都品川区にある JR東京品川大井車両基地でJR東海の車両での実証実験を視察。

車いす利用者であるDPI日本会議 佐藤聡事務局長, 全国自立生活センター協議会 今村登副代表、全国脊椎損傷者連合会 大濱眞代表理事、日本パラリンピアンズ協会 大日向邦子会長らが参加。私も公明党バリアフリー施策推進プロジェクトチーム(PT)座長として石川ひろたか事務局長、岡本三成国土交通部会長と共に同行。

車いすのスペースのないN700Aの車両視察後、従来の車いすスペース1、2席分から6席分に増やした東海道新幹線の試験車両内(N700S)を視察。縦方向に3列に並んだ時のスペースやワゴン販売の通行状況を確認しました。

視察後佐藤事務局長は記者団に対し「世界に誇れるようなレイアウト。ストレッチャー(寝台)式の車いすも利用できると確認できた」と喜びの声。

赤羽大臣は「真の共生社会の実現に力を尽くす」と述べ、来夏の東京5輪・パラリンピックまでに6席分を増やす意向を表明しました。このきっかけとなったのが2019年11月1日にDPI日本会議 佐藤事務局長らと赤羽大臣に要望に行ったときです。(要望のブログ)

「バリアフリー施策拡充を!」赤羽国交大臣に4団体が要望(東京都)

1日午後、国交省へ。障がい者団体・関係者らと赤羽国交大臣に「バリアフリー施策の推進」で要望活動を行いました。 認定NPO法人 DPI日本会議(佐藤事務局長・崔氏)、…

佐藤事務局長から「新幹線の車いす利用が難しく、海外と比較しても遅れている。是非改善を」との声を赤羽大臣が真正面から取り組まれました。

新幹線のバリアフリー対策を抜本的に見直すため、新幹線を運行する鉄道事業者や障害者団体等からなる「新幹線のバリアフリー対策検討会」を12月23日に設置。障がい者の方々の声を反映し、実証実験を続けて本日に至りました。

これからも、真の共生社会の実現めざし、全力で取り組んでまいります。