参議院ODA調査第2班として1月5日から10日までの期間でブータン・タイを視察。6日視察団は農業機械化センターに隣接している西岡ミュージアムを見学。

西岡ミュージアムは「ブータン農業の父・西岡京治氏」の活動を紹介しています。 西岡氏はダショー西岡京治氏(1933年~92年)と呼ばれています。ダショーは「最高の人」というブータンの爵位で「ブータンの野菜の父」と呼ばれます。

西岡氏は1964年に国際協力機構(JICA)の前身組織から農業指導者として派遣され、農業の機械化や新しい作物の導入などに貢献。
92年に59歳で急死した際には、外国人として異例の国葬が執り行われ、現在も同国民から尊敬を集めています。

ミュージアムでは記念のサインも。

故西岡京治氏の功績をたたえる仏塔(西岡チョンテル)へ行き、祈りを捧げました。標高約2400m。遠くにヒマラヤ山脈が見えます。自然の素晴らしい土地に仏塔があります。秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまも2017年に訪問されています。

農業が主要産業のブータンで食卓を彩るさまざまな野菜。現在でこそ日常の光景だが、その陰には同国の農業発展に生涯をささげた西岡京治さんの活躍があった事は日本人として誇りに思います。