参議院ODA調査第2班(有村治子団長)として1月5日から10日までの期間でブータン・タイを視察。視察5日目。9日は終日、タイのODA視察と懇談に費やしました。

午前中、ノンタブリ1道路チャオプラヤ川橋梁建設事業(2010年度有償資金協力)を視察。現地の三井住友建設のタイの会社SMCC タイランド(株土田正之会長からODAの概要をミュージアムにて伺い、橋梁の現場も見学しました。

交通渋滞の発生が顕著なバンコク首都圏ノンタブリ県において、チャオプラヤ川に架かる橋梁を新設することにより、輸送ネットワークの効率性向上及び交通渋滞の緩和を図り、もって産業の振興、都市環境の改善に寄与するものです。(タイで初めて日本の優れた橋梁建設技術である「エクストラドーズド橋」を採用)

実施期間は運輸省地方道路局で契約は三井住友建設、イタリアタイ共同企業体。円借款承諾額:約73億円。(総事業費:約205億円)2010年締結し、2014年12月運用開始されました。渋滞もピーク時22%緩和が図られ、大変喜ばれています。