参議院ODA調査第2班(有村治子団長)として1月5日から10日までの期間でブータン・タイを視察。

視察5日目。9日は午前中、バンコク大量輸送整備事業(パープルライン)を視察。この事業は、バンコク首都圏において、大量輸送システム(パープルライン:バンス~バンヤイ地区間23㎞)を整備することにより、増加する輸送需要への対応と交通渋滞の緩和及び大気汚染の改善を図り、もって地域経済の発展及び都市環境の改善に資するものです。

事業概要は土木工事(高架、駅舎など)、システム関連(信号、通信、電気設備など)、車両調達、コンサルティングサービス。
事業実施期間はタイ高速度交通公社。事業費は円借款承諾額:約791億円(総事業費:約2142億円)。事業期間は第1期2008年締結。2016年8月運用開始。

車両製造はJ―TREC。また丸紅・東芝・JR東日本JVが10年間の維持管理を受注。【JTT(JapanTtransportationTtechnology(thai land)Co,Ltd社長)(メンテナンス会社)】

JTTの川崎社長らの案内で実際パープルラインに乗りました。バンラックヤーイ駅から券(コイン)を購入し、乗車。自動運転で車掌はいません。高齢者、障がい者の為のシートなど優しく快適な列車です。

終点のクロンバンバイ駅で下車し、車両基地へ。JTTのメンテナンス対象設備と技術管理部門を見学。JTTはスタッフ数129名。8名が日本人。121名がタイ人スタッフ。日本の技術力の高さを痛感しました。