国会の議論の様子が、その日のうちに分かるようになりました。

全日本ろうあ連盟の石野富志三郎理事長らは12日、衆院第2議員会館で開かれた公明党バリアフリー施策推進プロジェクトチーム(PT、座長=赤羽一嘉衆院議員)の会合で、先月からNHKテレビの「国会中継」に字幕が付くようになったことについて、実現に取り組んできた公明党に謝意を述べました。

字幕放送は、首相の所信表明演説や衆参本会議の代表質問などで実施。石野理事長は「私たちは聴覚障がいのために中継の内容がつかめず、次の日に新聞でやっと分かる状況だった」と述べ、字幕放送の実現を喜ばれました。

その上で、字幕付与の対象拡大のほか、聴覚障がい者が情報を得たり、伝達したりしやすい環境の整備を求めました。赤羽座長は「引き続き頑張っていく」と語りました。

ろうあ連盟 石野理事長らと

意見交換

石野理事長