公明党過疎地に関するPTとして島根県を視察。松江市庁舎へ松浦市長・渡部上下水道局長らと意見交換。

PT参加者は座長の私、事務局長の横山信一参議院議員、斎藤鉄夫幹事長代行、中川康洋衆院議員、角田秀穂衆院議員の5名の国会議員。
地元から吉野和彦島根県議、松江市の篠原榮市議・田中明子市議・長谷川修治市議・太田さとし(市議候補)が同席。

松江市の簡易水道施設の概要を伺い、課題や要望を伺いました。

松江市の水道事業は上水道3事業、簡易水道等26事業を運営しており、本年4月には簡易水道等を上水道と統合し、水道事業の一元化を図ることとしています。

簡易水道の現状と課題

  • 簡易水道は水道法において給水人口が100人以上5000人以下の水道です。島根県は簡易水道の人口比率が全国一位の21.7%(全国平均3.5%)
  • 松江市は簡易水道は26認可事業で給水人口26,438人。
  • 料金収入のみによって経営することが困難ないわゆる福祉水道。
  • 多くの地区で砂防ダム等の不安定な水源に依存した施設整備を行ってきた
  • 過去の豪雨災害で濁水が浄水場に流入2週間浄水不能。
  • 経営面はもとより安定給水の確保など多くの課題がある。

簡易水道統合に伴う課題

  • 施設の維持管理面での課題(点在する施設の更新・維持管理、不用資産の処分(解体)と安全管理)
  • 財政面の課題 (激変緩和措置の10年間をすぎた後の課題)
    1. 高料金対策繰出金(総務省)
    2. 簡易水道の建設改良に係る繰出基準と地方交付税措置(総務省)
    3. 簡易水道等施設整備費国庫補助(生活基盤近代化事業:厚労省

統合への課題もあるが、統合ができない過疎地域はさらに深刻。
今後、伺った内容の研究と対応を進めてまいります。