公明党の造血幹細胞移植推進プロジェクトチーム(PT、座長=山本香苗参院議員)と再生医療推進PT(同)は27日、参院議員会館で合同会議を開き、京都大学iPS細胞研究所がさい帯血由来の再生医療用iPS細胞(人工多能性幹細胞)の外部機関への提供を一部停止すると23日に決定したことについて、同研究所の山中伸弥所長から説明を受けました。
NPO法人・さい帯血国際患者支援の会の有田美智世理事長が同席。

山中所長は提供停止に至った経緯について、昨年11月、作業上のミスが判明し、「iPS細胞樹立の根幹に関わる操作で、正しい試薬が使われたことの証明ができないため、出荷を停止した」と説明。再発防止策を取った上で、来週にも再製造を開始すると報告がありました。

山本座長は、「対策を万全にした上で、高品質の、さい帯血由来iPS細胞を一日も早く患者に届けてもらいたい」と述べました。