<これまでの活動記録>

 国会は8日、衆参両院の議院運営委員会を開き、政府が日銀総裁候補に提示した白川方明副総裁(総裁代行)と副総裁候補の渡辺博史前財務省財務官(一橋大教授)から所信を聴取し質疑を行った。衆院議運委で白川氏は、総裁空席を「早急に解消する必要がある」と強調。さらに「役割、責任を意識して努力を重ね、一歩でも二歩でも前に進むため全身全霊を傾けて職務に励む覚悟だ」と決意を表明した。

 一方、渡辺氏は「日銀の理念を実現するため、力を尽くしてしっかりと総裁を支えていく」と表明。その上で、「適切な判断を自主・独立の立場で下す」と述べ、日銀の独立性確保が重要との考えを示した。
 質疑では、公明党から衆院で石田祝稔、谷口和史、参院で山下栄一、
山本博司の各氏が質問に立った。衆参両院は9日に本会議を開き、人事案を採決する。

 公明党は同日午後の常任役員会で「白川総裁―渡辺副総裁」に賛成を決めた。

 (2008年4月9日付 公明新聞より転載)