<これまでの活動記録>

「豊かな自然に囲まれて気分そう快!」――。公明党の山本ひろし市民活動局次長(参院選予定候補=比例区)はこのほど、本格的なオープン(今月22日)が目前に迫った山口市徳地の森林セラピー基地を視察に訪れた。市議会公明党の原ひろ子、村上満典の両議員も参加した。
 森林セラピーとは、緑豊かな風景、木や土の匂い、鳥の鳴き声や木の葉のざわめく音色――などの、森林が人に与える“癒やし効果”を科学的に検証し、健康増進やリハビリテーションに活用しようとする試み。

林野庁などは昨年4月、同地域の大原湖を中心に滑山国有林から長者ヶ原一帯の約3700ヘクタールについて、癒やし効果の高い「森林セラピー基地」の一つに認定。これを受け同市は体験プログラムの作成やガイド養成など、本格的なオープンに向けて準備を進めてきた。
 中でも「森の案内人」と名付けられたガイドの養成講座には、20人の募集に対して86人が応募。22日のオープニングイベントとして実施される森林セラピーの体験ツアーでも、募集開始の翌日に一つのコースで定員の8割近い応募があるなど、周囲から高い関心が寄せられている。
 同基地内は、傾斜の緩やかな散策道が特徴で、子どもや高齢者でも気軽に訪れて楽しめる。同市林務水産課・森林セラピー推進担当の近藤義則副主幹は、「自然の表情は1週間ごとに変わっていく。(2回、3回と訪れて)森林の魅力を楽しんでほしい」と話していた。同市では今後、市内の湯田温泉と連携したヘルス・ツーリズムや講演会の開催などの実施を検討していくことにしている。
 大原湖周辺のエリアを歩いた山本氏は、森林の持つ癒やしの力を体感しながら、森林セラピーの普及促進や地域活性化に向けた取り組みなどについて、担当者に熱心に質問していた。

 (2007年4月14日付 公明新聞より転載)