“企業人材”が福祉で活躍/シニア参画巡り識者に聞く/党PT


“企業人材”が福祉で活躍/シニア参画巡り識者に聞く/党PT


 公明党「地域共生社会を支える高齢者活躍推進プロジェクトチーム」(PT、座長=山本博司参院議員)は12日、衆院第1議員会館で植草学園大学の野澤和弘副学長、一般社団法人定年後研究所の池口武志所長、日本社会事業大学専門職大学院の蒲原基道客員教授から、転職、出向などを通じた企業シニア層・OBの福祉分野での活躍について話を聞いた。

 社会福祉法人で役員を務める野澤副学長は、福祉現場の慢性的な人手不足を指摘した上で「企業でスキルを磨いた中高年社員が福祉の現場で生きがいを持ち、活躍している」と紹介。池口所長は、大手企業の福祉現場への送り出しの事例を紹介するとともに、課題として社会福祉法人側の受け入れ体制整備などを挙げた。蒲原客員教授は、早い段階からの再就職情報提供の必要性を述べた。

2023年07月13日 公明新聞 2面