30日兵庫県尼崎市へ。6月24日 大阪・関西万博のEXPOホールのO‐MU‐TSUWORLDEXPO『おむつコレクション』を開催した平林景さんと懇談。
(株)シーアイ・パートナーズ 家住教志社長、本田信親専務、NPO法人輝HIKARI金子訓隆代表理事が同席。

O‐MU‐‐TSUWORLDEXPO『おむつコレクション』のイベントは、おむつの着用に心理的な抵抗感をなくし、障害や排泄に悩みがあっても、おしゃれを楽しめるよう、医療や福祉の専門家でつくる尼崎の日本福祉医療ファッション協会が企画。代表理事の平林景さんは、2022年にフランスのパリで開かれた車いす利用者によるファッションショーを手掛けるなど、誰でもおしゃれを楽しめる社会の実現に向けて奮闘しています。

車いすや義足のモデルなど31人が、プロジェクションマッピングを活用した光や音の演出で、ランウェイを進み、会場に集まった1900人の観客の視線を集めました。
この他、タレントのテリー伊藤さんや、宇宙飛行士の金井宣茂さんのトークショーも行われ、「おむつ」の可能性について語られ、多くのメディアでも取り上げられました。

「障がい者などの活躍する社会、平林さんの今後の夢など等」意見交換。強烈な個性を発する平林さん。これまでの活動など伺いました。

「福祉の現場は、実はとてもクリエイティブの力が求められる場所だと感じています。課題が多く、ネガティブに見られがちな領域だからこそ、固定観念をひっくり返すような発想が必要になります。おむつという単語ひとつとっても、それをどう呼ぶか、どう見せるかで社会の受け取り方が大きく変わる。色や形、素材、言葉選びまで、すべてにクリエイティブの力が問われます。もうひとつ大切なのは「マインドのクリエイティブ」です。ネガティブな状況をどうポジティブに変換していくか。その視点こそが、最も深い創造性ではないかと思っています。」と熱く語れていました。

本日語り合った4人は、発達障害・障がいを抱える家族がおり、障がい児者支援に関わる仕事にも関わっておられます。
きずきと共感と感動の時間となりました。ありがとうございました。

【平林 景さんのプロフィール】
美容師を経て2004年学校法人三幸学園に入社し教職に就く。
その後2016年12月に起業し株式会社とっとリンクを設立し代表取締役に就任。現在は兵庫県尼崎市にて4つの放課後等デイサービスを経営。
2019年11月には一般社団法人日本障がい者ファッション協会を設立し代表理事に就任し、2022年9月、NextUDブランドbottom’allでパリコレで車椅子モデルのみのファッションショーを実現。2023年9月東京ビッグサイトにてH.C.R.2023(国際福祉機器展)でNextUD JAPAN 2023を開催。2024年2月に一般社団法人日本福祉医療ファッション協会を設立し代表理事に就任。2025大阪関西万博O-MU-TSU WORLD EXPO 『おむつコレクション』開催。