30日午後、(株)Happyの代表を務める首藤義敬社長が運営する多世代型介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」を訪問。
NPO法人輝HIKARI金子訓隆代表理事、(株)シーアイ・パートナーズ 家住教志社長、本田信親専務が同行。
六間道商店街の一角に、緑色の6階建ての建物。看板はないが、子どもたちがよく出入りしているから児童館のようにも見えます。
車いすに座る高齢者から子育てママと赤ちゃん、学校帰りの子どもたち、外国人、さまざまな背景の老若男女が集まり、思い思いの時間を過ごしています。
集まった人がみんな「ハッピー」になれる高齢者住宅。約40人が暮らす介護付き高齢者住宅は、基本的に誰でも出入りは自由で地域の人や近くの小学生など週に200人ほどの人が訪れます。このビルの6階は首藤さん家族も住んでおり、ビル全体が大きな家族です。訪問看護・介護、居宅介護、就労B型など福祉サービスも提供されています。
首藤社長の案内で2か所の施設を見学。
一つは長田区の丸五市場の中にある(株)Happyの運営するお店を視察。レトロな昭和と令和の内装です。
二つは、神戸市長田区の靴工場跡の90坪の敷地に構えるボルダリング専用ジム 障害の有無は関係のない「Outdoor for All」を掲げるWAGOMU Climbing Gym(ワゴムクライミングジム)も視察。
飲食物持ち込み可能なフリースペースが広く(約100㎡)、その中に幼児から触れることができる小さなキッズウォールもあります。お子様のご利用を大歓迎している数少ないボルダリング専用のロッククライミングジム。車いす対応のお手洗いも店内にあり、障がい者に優しいジムです。
両施設とも(株)Happyで運営する障がい者就労B型等の方々の働く場となっています。
本社の20分圏域に様々な世代や障がいの有無にかかわらず、誰もが幸せを感じられる町づくり、コミュニティ(居場所や働く場、住まいなど)を創設する事業を自然な形で展開されています。素晴らしい取組みに感銘を受けました。
【首藤義敬社長プロフィール】
1985年生まれ。 兵庫県出身。 〝自分と関係者のために〟正解ではないかもしれないが、暮らしの選択肢を創る会社Happyを設立。 自身も育児と介護のダブルケアを抱え、多世代介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」という新しい仮説を実践しながら検証中。