7日参議院総務委員会(河野義博委員長)の兵庫県視察2日目。派遣の参議院議員は10名。私は総務委員会の理事として出席。
午後は加古川市役所へ。岡田市長、加古川市民病院機構 大西理事長、加古川郵便局 松本総務部長らから概要を伺い、見学・意見交換致しました。

【加古川市民病院と神鋼加古川病院における再編・ネットワーク化の取組み】
(経緯)加古川市民病院が医師数の激減等で平成21年 赤字11億。神戸大学へ支援要請。
    平成22年統合再編発表(兵庫県、加古川市、神戸大学、神戸製鋼)
    平成23年地方独立法人 加古川市民病院機構 設立。
(取組)
   経営効率化、ネットアーク化、経営形態の見直し、教育・研修の充実(学べる学院)
   600床 33診療科 5大センターによる統合診療体制  目標管理制度の導入
(現状:成果)
   ・総医師数(126人から261人)、 内科医師数(33人から92人へ)
   ・緊急受入数(6125人から7791人)
   ・収支(赤字6.7億円から32億円の黒字)

【加古川スマートシティプロジェクト(見守りカメラ・見守りサービス)】
(きっかけ)
・刑法犯認知件数(犯罪発生件数が高い) 
(安全・安心のまちづくりに向けた取組み)
 ・見守りカメラ  平成29年度~30年度に小学校の通学路を中心に約1500台(各小学校区50台程度) 総予算約5億円。(補助金など活用)
 ・AIを活用した高度化カメラ (約150台)
 ・見守りサービス(官民協同事業) BLEタグを活用した見守りサービス(子ども・高齢者)
   固定式検知器(見守りカメラ:1475台)、移動式検知器(がこがわアプリ:4500ユーザー、公用車:265台、郵便車両:176台)
(効果)
・設置から約4年で犯罪件数が半減

【見守りカメラ及び加古川郵便局にて見守りサービスにおける郵便車両の視察】
加古川郵便局を視察し、郵便車両を見学。

加古川市の先進事例、大変参考になりました。病院の再編についても質問をさせていただきました。今後の施策等に活かしてまいります。