19日夕方、障がい分野等で活動されている「全国地域生活支援ネットワーク」メンバーが国会事務所に来訪。
『僕らはいつも旅の途中』の書籍出版の報告です。「共生社会を実現するために、何ができるのか。先達の意思を引き継ぎ地域づくりを実践する5人が、自身の取り組みを振り返り、障害福祉の今と未来を語る内容。」障がいのある人が地域で豊かに暮らすためのさまざまな工夫、人材確保などについて語りあわれています。

5人の方々とも滋賀県のアメニティーフォーラムなどで共に障害福祉分野で活動されている法人の責任者の方々です。

自宅に帰り、一気に読ませて頂きました。5人の実践者の障がい福祉への関わりや活動等。お一人お一人の生き様が一緒に行動したお顔を思い出しながら共感していました。
私も障がいの娘と共に歩んできた人生です。16年間の議員生活は障害者自立支援法施行からの時期です。障がい者関連の21本の法整備を進めてきましたが、まだ道半ば。
5人の方々と同じ「旅の途中」です。

本の帯には「時代とともに変わり続ける障害福祉。誰かの暮らしを支える僕らは、揺れながら、迷いながら、それでも前へと旅路を歩く。記憶や足跡をふり返り、次の一歩を語り合う1冊」
とあります。

また曽根直樹さんのあとがきには「基本的人権の尊重と共生社会の実現という障害福祉の理念を、自分たちの生活と実践から見つめ、正直で誠実な言葉にしようとしたこの本は、「旅の途中」の5人が、読む人にこの先の旅をともにすることを誘いかけているように感じるのです。その旅とは、自分自身を見つめ、障害福祉の本質を求める旅ともいえるでしょう。私たちの先輩たちが切り開いた道を、私たちの世代が進み、さらに本書の5人の世代の人たちが前に進み続けています。きっと全国にこのような人たちがいて、この本を手にとってくださり、共感したり、疑問を感じたりして読んでくださったことかと思います。この本を読んでくださった、旅の途中のあなた。5人と一緒に旅しませんか。」

私も夢に向かって共に旅を続けていきたいと思います。

▶全国地域生活支援ネットワーク編
(監修:曽根直樹)
(著者:水流源彦, 岡部浩之, 丹羽彩文, 下里晴朗, 片岡保憲)

▶目次
はじめに
第1章 「世襲」にだって意地がある(水流源彦:社会福祉法人ゆうかり 理事長、全国地域生活支援ネットワーク理事長)
第2章 僕が地域福祉にこだわる理由(丹羽彩文:社会福祉法人昴 理事長、全国地域生活支援ネットワーク事務局長)
第3章 そして家族になっていく(下里晴朗:社会福祉法人ほっと未来SOUZOU舎理事長、全国地域生活支援ネットワーク理事)
第4章 地域移行を進めたその先にあるもの(岡部浩之:社会福祉法人清心会副理事長、全国地域生活支援ネットワーク副理事長)
第5章 壊れているのは脳か社会か(片岡保憲:NPO法人脳損傷友の会高知青い空 理事長、全国地域生活支援ネットワーク理事)
第6章 座談会「入職4年目、その気になった僕が先輩たちに聞いてみたいこと」(司会:御代田太一:社会福祉法人 グロー)

僕らはいつも旅の途中: 共生社会の未来をひらく5人の実践者たち
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