「ヤングケアラーの支援に向けた福祉・介護・医療・教育の 連携プロジェクトチーム 第5回会議」が14日厚労省で開催。文科省の丹羽副大臣と共に共同議長として出席し挨拶。

3月17日PTを立ち上げ、有識者や当事者、支援者などからヒアリングを続けてまいりました。4月12日の2回目のPTでは、「ヤングケアラーの実態調査」を発表。中学2年生で5.7%。高校2年生で4.1%との結果が出て、早急な対策が急務との認識に立ち、ヒアリングを重ね、5月に中間とりまとめを行いました。

本日はとりまとめ以降の取組や令和4年度予算要求の状況のご報告とヤングケアラーを扱った漫画リエゾンの関係者の方々からのヒアリングです。また取りまとめのご協力いただいた有識者の皆様からもオンラインで出席され発言いただきました。ありがとうございました。
(夜のNHKニュースで放映されていました。)

【議事内容】

  1. ヤングケアラーの支援に関する令和4年度概算要求等について
  2. 漫画「リエゾン ―こどものこころ診療所― 」原作者:竹村優作氏(オンライン)、漫画家:ヨンチャン氏 ヒアリング
  3. 有識者の皆様からのご意見
    渋谷智子成蹊大学教授、田中悠美子日本ケアラー連盟理事、藤岡麻里氏(埼玉県地域包括ケア課長)、有賀弘一氏(埼玉県人権教育課副課長)、朝比奈ミカ氏(中核地域生活支援センター長)、宮崎成悟氏(Yancle株式会社社長)、藤木和子氏(NPO法人インフォメーションギャップバスター理事・弁護士)、黒光さおり氏(尼崎市教育委員会スクールソーシャルワーカー)

(骨太の方針に反映)

6月の骨太の方針に初めてヤングケアラーの内容が盛り込まれました。

(令和4年度概算要求) 厚労省

  1. ヤングケアラー支援体制事業の創設(新規)
    ・ヤングケアラーの実態調査・支援研修の推進
    ・ヤングケアラーの支援体制の構築(モデル事業)
  2. ヤングケアラー相互ネットワーク形成推進事業の創設(新規)
  3. 子育て世帯訪問支援モデル事業の創設(新規)
  4. ヤングケアラーに関する社会的認知度向上の拡充
  5. ケアマネジャーや医療ソーシャルワーカー等専門職向けマニュアル作りや家族介護者(ケアラー・ヤングケアラー)支援の研修など。

{文科省}
*スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーによる教育相談体制の充実など。