3日、東京藝術大学美術館本館で開催されている特別展「あるがままのアート」鑑賞の後、同じ本館で開催されている「TURN on the EARTH ~わたしはちきゅうのこだま~」へ。監修された東京藝術大学 日比野克彦教授と秋元雄史 大学美術館長の案内で鑑賞致しました。

「TURN on the EARTH ~わたしはちきゅうのこだま~」 では、展示室全体(530㎡)を透明感のある21色の生地(全長約600m)で10の共鳴空間を創り、10組の海外でのTURNに参加したアーティストの作品を展示しています。TURNとは、障害の有無、世代、性、国籍、住環境などの属性や背景の違いを超えた多様な人々の出会い、表現を生み出すアートプロジェクトです。

作品は現地で行ってきた交流活動をもとに、各アーティストが新たに国内でDOOR(注1)の受講生とワークショップを行い制作しました。また、海外での活動の様子等は共鳴空間の中にAR(拡張現実)を使って紹介し、来場者にTURNの交流をより体感していただける新たな展覧会の試みを行っています。

大変刺激的で、社会課題に果敢に挑戦されている取組みに感銘を受けました。

注1) DOOR (Diversity on the Arts Project):http://door.geidai.ac.jp/
「アート×福祉」をテーマに「多様な人々が共生できる社会」を支える人材を育成する東京藝術大学のプロジェクト。未来の新たな芸術の姿を目指して2017年に始動しました。

【開催概要】
会期:2020年7月23日(木・祝)- 9月6日(日)
時間:午前10時 - 午後5時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日、8月11日(火) ※ ただし、8月10日(月・祝)は開館
会場:東京藝術大学大学美術館 本館 展示室3、4
観覧料:無料
主催:東京藝術大学、東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、特定非営利活動法人Art’s Embrace
協力:国立トレス・デ・フェブレロ大学、エクアドル中央大学、ウィフレド・ラム・アート・センター (ハバナ・ビエンナーレ事務局)、ヴロツワフ美術大学、財団法人国家文化芸術基金会、財団法人文化台湾基金会、台北当代芸術館
監修:日比野克彦
新型コロナウィルス感染症防止対策として、会場に入場できる人数に制限があります。事前申込方法はこちらです。