公明党新型コロナウイルス感染症対策本部・介護・障がい福祉支援検討チーム(座長:里見りゅうじ参院議員)として、7日夕方、緊急提言を加藤厚労大臣に届けました。

斉藤鉄夫幹事長、メンバーの三浦のぶひろ参院議員と共に出席。私は障がい福祉を中心に担当。この間、各障がい者団体や支援者さらには、在宅介護の関係者からもヒアリングし、現場の切実な声を伺い、提言にまとめ、大臣に訴えました。
介護と障がい福祉のサービス継続に向け、従事者への特別手当支給や防護機材の確保など支援策の拡充を求める緊急提言に対し、加藤大臣は「議論を進め、しっかり対応していきたい」と力強く答えられました。 要望の内容は、その日のNHKニュースでもご紹介いただきました。

公明 介護施設や障害者施設職員の処遇改善を要望 新型コロナ | NHKニュース

https://www3.nhk.or.jp/n…/html/20200507/k10012421051000.html

【緊急提言のポイント】

・従事者への特別手当の支給や補償
・マスクや消毒液などの衛生物資、防護機材の確保
・感染防止などのガイドライン整備と動画による現場への徹底
・発熱などの疑いがある従事者・介助者が優先的にPCR検査を受けられるように
・在宅サービスの実態に即した運用
・在宅介護を受ける人の健康管理、安否確認のためのICT活用の支援
・障がい者の相談支援事業の拡充、就労支援事業の工賃確保など。

これ以外に障がい福祉分野の提言の要望は、

1. 事業継続のための支援
2. あらゆる障がい者の情報保障の確保
3. 独立行政法人福祉医療機構(WAM)の融資額の拡充と手続きの簡素化、迅速化
4. 各障がい別の留意点として
① 視覚障がい
・「ガイドヘルパー」の利用が濃厚接触にあたるため、利用が難しい状況改善の施策
② 聴覚障がい
・手話通訳の感染リスクを避けるために、聴覚障がい者情報提供施設等に遠隔手話サービスの整備を図ること。
③ 医療的ケア児・者、難病患者
・家庭への、エタノール等の衛生用品を確保すること。等など。

今後とも現場の声をしっかり届け、施策や予算の反映し提言の実現に努めてまいります。