参議院ODA調査第2班(有村治子団長)の視察5日目。
タイのモンティエン・ブンタン上院議員と国連アジア太平洋経済社会委員会(UN ESCAP)  社会問題担当官の秋山愛子さんと懇談の機会を持ちました。
お二人とも日本でお会いし、面識があり、公式日程以外に懇談の場を持たせていただきました。

タイのモンティエン・ブンタン上院議員は視覚障がいである自らの経験を生かして障がい者の声を伝え国際的に活躍。国連障害者権利条約の制定に尽力されました。またタイ盲人協会の代表も務めています。

秋山さんは現在バンコクに在住されて、アジア太平洋地域の国々や世界中を飛び歩かれており、2018年以来3度日本でお会いしています。
「障がい者と国際交流やアクセシビリティーの反映した政府調達基準の構築など」で意見交換
様々な角度からお話しを伺いました。共生社会の実現目指し、取組んでまいります。

途中からODA調査団の有村治子団長(自民党)、宮沢ゆか議員(立憲民主党)も合流し、懇談しました。ありがとうございました。

【モンティエン・ブンタン上院議員プロフィール】

モンティエン・ブンタン上院議員は、タイ国北部の貧しい家庭に生まれ。その後、奨学金を得てアメリカの大学に進学、音楽を専攻しながら、支援技術の活用を 学び、現在はタイ国上院議員として、視覚障がいである自らの経験を生かして障がい者の声を伝え、国際的に活躍しています。また、NGOであるタイ盲人協会の代表も務めています。国連障害者権利条約の制定にあたっては、ユニバーサルデザインと支援技術による情報・知識へのアクセスの重要性を訴え、重要な役割を果たしました。

【秋山愛子(あきやまあいこ)さんプロフィール】

カリフォルニア大学バークレー校文化人類学科卒。2008年リーズ大学障害学修士終了予定。カリフォルニア州を中心としたアメリカの障害当事者運動や権利擁護制度、実践などを日本に紹介する活動を続ける。衆議院議員秘書を経て、2002年より障害プロジェクト専門官。2007年より現職。